みなさま、こんにちは。 ココフルの今井です♪
今回のカラダのインフォメーションは、
「温パックや熱いお風呂は、カラダの痛みに効果的?」
です。
まだ残暑厳しいのですが、今から少しずつ秋色を感じ、
冬が訪れるようになると、温かいお風呂が恋しくなりますよね?
その前に、せっかくなのでこのトピックでお勉強しておきましょう!
よく体操現場や施術をしていると、
「ねえ、先生。温シップと冷シップは、どっちがよか?」
なんて、質問があります。
今まで100回以上聞かれたような気もします ( *´艸`)
これは今回のトピックとは、少し外れますが、ついでにお答えしておきます。
正解は・・・
「どちらでもええで~」
って感じです。温シップも冷シップもほとんど効果の違いはないと言われています。
温シップは成分に唐辛子様成分が含まれているので、カッカ温かく感じます。
ですから、お肌が敏感な方にはおススメできないのです。
では、本題に戻りますと、例えば、お風呂にゆっくり浸かった場合、
ストレスホルモンのコルチゾールが低下すると言われています。
また患部を温めることは、関節などの慢性的な痛みやさまざまな症状の対処法として
効果があると言われています。
しかし気を付けなければならないことは、
運動・スポーツでケガをした場合はRICE処置に従って、冷やすことを優先します。
この点はぜひ覚えておいてください!
実際に、筋肉を緩めることは大切だと、誰しもが知っていることだとは思います。
では、筋肉を緩めるためにどれくらい温めればよいかというと、
皮膚の温度が3~4℃上がった状態を5分間保持しなければならないそうです。
しかし、温シップや温パックなど、いわゆる私たちが一般的に市販されているもので
筋肉を緩める効果を期待することは難しいのかもしれません。
なぜなら、凄く温かく感じる温パックでさえ、皮膚から6mmくらい内側までしか
温めることができません。 電気毛布や湯たんぽ、サウナなどでさえも筋肉の深いところまでは
温めることができないと言われています。
一方、2005年の研究において、
ふくらはぎの筋肉を温パックで事前に温めておくと、ストレッチを行わなくても足首の可動域が広がる
ということが分かったそうです。
この研究では80℃の温パックで、タオル越しに15分間、患部に当てたということです。
温めるだけで、関節可動域が向上するのならば、これは素晴らしいことです。
といいながら、実はこのことは皆さま日頃からやっているかもしれません。
そうです。ウォーミングアップです!
ですから、ウォーミングアップで温めるという事は重要なのですね ( ̄▽ ̄)!
事実、さまざまな臨床データから、カラダを温める場合の指針が得られます。
しかし、結論を言うと、温めるかどうかの判断は、個人の好みになるという事です。
実際に、温めることでの悪影響は少なく、お風呂に入ったときなどがそうですが
ストレスには良い影響を与えます。
温めることはカラダの痛みに効くというよりは、ウォーミングアップ、予防に効果的です!