ではここで、改めて我々の現在の活動を紹介させて頂きます。
ココフルは 2014年NPO法人cocofull として、体操教室や運動指導などの健康関連の事業団体として、
そしてその活動を出張することによって行うようにしました。
前代表であった下釜がNPO団体を設立し、当初はシニア層に特化した活動を行っていました。
一人で設立し、活動を行っていたんです。
その折に、出張型だけにこだわったのには理由がありました。
地域には 「わざわざ遠くまで行くのは無理やけど、近くの公民館になら、なんとか自分で行ける」 と言われるシニアは意外に多く、
それならば、その方々の生活範囲の中にこちらから出向いて行こうではないかと。
より多くのシニアが、自分の健康のために参加できるチャンスが生まれるだろうと。
カラダを動かす機会が増え、カラダが元気になることで、色んなことにチャレンジする気持ちが生まれます。
“できる” が増えると自分に自信がつきます。
教室で体操をしながらたくさんの人と接することでココロもどんどん健康になるのです。
健康のための運動にはそのような素晴らしい効果があります。
そのことを伝えるためにも、実際に取り組んでもらうためにも、こっちから行こう!
できないということのリスクファクターを、1つ消してしまえということです。
出張型にこだわるのはその理由です。
ココフルの体操教室は、ココロとカラダの健康を目指しています。
たくさん笑い、たくさん話し、気持ち良くカラダを動かすことで、
その方の毎日が、今よりもう少し豊かになる応援をしたい、との想いから始まった活動です。
それから2020年6月に私(今井)が、代表に就くことになりました。
私は前代表の下釜の想いに賛同し、よりこの活動を多くの方に知ってもらいたい、共感して頂きたいと思っています。
その想いは変わらず、前代表の下釜は現場での活動に集中してもらう形をとることこそが、
彼女の望んでいることでもあり、参加者の方に直接出逢える場こそが私たちの活動の基盤であり、
多くの方の笑顔に繋がるココフルのモットーをより活かせると考えています。
現在は、皆様が生活をしている生活圏内にこちらから出向く活動はそのまま、「健康デリバリー」と銘打って活動を続けています。
また、私たちにできることは、まずは体操指導やトレーニング指導、健康関連事業ですが、
それは、参加者の方の生活圏内での環境づくりに繋げていくことだとも考えます。
核家族化、個人情報の問題など、現代はご近所づきあいもままならず、隣に誰が住んでいるのか知らないというような状況が当たり前にあります。
このような社会はだんだんと孤立を引き起こし、最悪は引きこもりや孤独死などの問題にまで発展してしまいます。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、このままではきっとそうなります。
それを打破すること、地域の体操教室が一つのきっかけとなり、地域の環境づくりに貢献することも、私たちの掲げるミッションの一つだと思っています。
体操教室で定期的に顔を合わせることで、お互いの安否確認になり、互いに声を掛け合うことが支えになり、助け合ったりできる環境づくりのきっかけ、
それが地域で行う私たちの体操教室であればと願っております。