環境づくりと意識改革によって最終的に目指すのは、3世代の交流 です。
3世代の交流と言っても、シニアからキッズまでがイベント的に集まってレクリエーション大会をして楽しみましょう♪
ということではありません。
ここで考えるべきは、3世代で協同することです。
3世代がそれぞれの世代によってカラダ作りを経年的に考え、取り組んでいくという事です。
健康づくりやカラダ作りに対する環境や意識は各世代によって、その取り組み方は違います。
例えば、キッズ(小学生~高校生)は、決して健康予防なんて考えたこともないと思います。
運動は予防のために行うのではなく、カラダを強くするため、カラダを大きくするために行っているからです。
ですから、保守的にカラダ作りを行うのではなく、積極的にカラダ作りを行います。
言い換えれば、自分のカラダに対して攻撃的にも見えるくらいなカラダ作りです。
パフォーマンスを向上させるために行っていることがほとんどです。
その証拠に、ほとんどのスポーツをしている学生(キッズやジュニア)がケガを経験してしまいます。
悲しいことですが、それが現実です。
一方、シニア(65歳以上)は、パフォーマンスという言葉を使ったりするでしょうか?
なかなか現場でシニアの方たちからも聞いたことがない言葉です。
シニアは保守的にカラダ作りを行います。
頑張りすぎることでケガをしたり、無理ができないカラダになってきていることを自分自身で理解できるからです。
自分にブレーキをかけながら、しかし健康に向かって進んでいかないといけません。
このように一見、目指すところや見ている先が違うようですが、じつはキッズ(子供)のころから、介護予防を考え、形は違えど取り組むことこそが、
「究極の介護予防策」
だと考えています。
そのためにはそれぞれの世代の考え方や現実を知っておく必要があるのです。
次回は、究極の介護予防対策について考えてみたいと思います。