ココフルの体操教室。9割はシニア向けというお話を前回させていただきました。
体力差が大きく、見かけでは分からない持病などをお持ちの方も多いシニア層。健康状態の把握がとても困難です。しかし、体操教室を行う上で安全であることは第一条件になりますので、毎回細心の注意を払っています。
・イスに座ったままで体操
・ココロの健康
ココフルの体操教室の特徴でもあります。
(詳しくは前回の『
ココフルの体操教室 9割はシニア向け』でご確認ください)
さて、今日は教室で使用しているツールのご紹介。ガンバルーンというゴム製のボールをご紹介します。
ココフルの体操教室ではこのガンバルーンを頻繁に使用します。写真は少し空気が多めに入っていますが、実際はまんまるのボールから空気を3割ほど抜いて使用します。握りやすい大きさが目安です。
ガンバルーンの良さは、まずこの
空気量で簡単に強度を変えられる点です。
例えば握力。ボールを握ることで鍛えることができますが、普通の7割程度の空気量からさらに抜けば強度が下がり、空気を多めに入れれば、それだけで強度を上げることができるのです。
また、ガンバルーンの良さは、この
ボール一つで色んな体操ができることです。
ボールの特徴を生かし、転がしたり回したり投げたりすることでも色んなことができますし、その他にも握る・はさむ・乗る・つぶすと使い方次第で筋トレもストレッチも、リラクゼーションにも使えます。
そして。これは、今までの経験ですごく感じていることですがガンバルーンを手に体操をしていただくと、“いつの間にか”の見えない力が働くように思います。特に運動が苦手だったり、自分はできないと思われている方ほどその効果が出るようです。ガンバルーンを持って体操をしていると、
“いつの間にか”カラダが動いているのです。例えば教室の最初に、「私は肩が痛くてここまでしか手が上がらないんです」と訴えられる参加者はよくいらっしゃいます。もちろん「無理をしないで、できるところまででいいですよ」とお声かけをします。体操が始まり、ココロとカラダが少しずつほぐれ、しっかり準備体操が終わる頃。手が上がらないと言われていた参加者は他の皆さんと同じようにボールを頭の上まで持ち上げていらっしゃることがほとんどです。もちろん無理に上げていただいたわけでも、肩周りの運動をしっかりと行った後というわけでもありません。“いつの間にか”上がっているのです。
これはボールというツールの効果と十分言えると思います。手が上がることが分かった参加者はこれをきっかけにカラダを動かす事に少し積極的になってくださいます。そのような方にもぜひ、ガンバルーンを使った体操を体験してみていただきたいですね♪
ココフルの体操教室で使用しているツール 【ガンバルーン】
・空気量で簡単に強度を変えられます
・ボール一つで色んな体操ができます
・いつの間にかカラダを動かす事ができます
次回のツールの紹介もお楽しみに。