ココフルの出張体操教室は、9割は“シニア向け”です。地域のサロンやシニアクラブ、公民館などに伺ったり、デイサービスや特別養護老人ホームなどの高齢者施設でも実施しております。
“シニア”といっても、体力レベルは非常に差が大きく、健康状態を完璧に把握する事はとても大変です。その中でも参加者に合わせた、安全で、かつ参加者の笑顔を引き出すプログラムをご提供させていただいております。
イスに座ったままで体操
ココフルの出張体操教室は基本的にイスに座ったままで行います。
それは“誰でもできる”を大切にしているから。もちろん立位での運動も、自分の足でいつまでも歩く為には必要なこと。しかし、それだけで、ぐーっと参加できる方の入り口を狭めてしまうので、基本的にイスに座ったままでできることからスタートしています。中には高齢者施設でベットのまま会場に来て参加して下さる方もいらっしゃいます。
その方はもちろん、他の方とは同じようには動けません。でも必ず他の方と同じようにツール(ボールなど)をお渡しするようにしています。同じ空間で同じ時間を共有していると、いつの間にかベットに寝たままの状態でボールを触ったり、握ったりしてくださることがあるんです。とても嬉しい瞬間です。
また、イスに座った体操だと、休憩も好きな時に取りやすい!シニアの皆さまは頑張り屋で、我慢強い方が多いので、ついついやりすぎてしまう危険もあるんです。立位での運動を行う際も、できるだけ周りにイスを準備しいつでも休憩していただけるような環境を作っています。
ココロの健康
ココロが健康でなければ、カラダの健康も保つことはできません。
私たちの教室ではカラダだけでなくココロの健康も大切にしています。
そのポイントとなるのは、参加者同士の繋がりです。
例えばこのような図
参加者
↑
参加者 ← 指導者 → 参加者
↓
参加者
指導者から参加者に向けて、運動の方法・効果などを伝え、それを参加者が実施する。一見普通の体操教室です。ですが、我々の目指す教室は
指導者 ⇔ 参加者ー参加者ー参加者
指導者からの一方通行ではなく、おまけに参加者同士の繋がりを大切にしています。
私たちはただ、コミュニケーションが取りやすい環境を準備し、体操に関してはリードを取り、アドバイスを差し上げている。初めて会った者同士がコミュニケーションを取るのに、カラダを動かす事はもってこいなのです。
そしてコミュニケーションがココロを元気にし、仲間を作ることが運動の継続にも繋がると考えています。
シニアの皆さんは「出来なくなってくることが年々増えていく」とよく我々に話して下さいます。
それは、事実かもしれません。でも、「出来ないこと」に目を向けるのではなく、「出来ること」を見つけたり引き出したりする体操教室をココフルは行っていきます。
ココフルの体操教室については、また少しずつお伝えしていきますね。