こんにちは、ココフルの今井です。
今回は、健康寿命についての考え方をお伝えしたいと思います。
健康寿命という言葉は一度は耳にしたことがあると思います。
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間
簡単に言うと、病気でない(未病の)状態のことを言います。
一般的に日本人は長生きだとされていますが、その年齢は「平均寿命」を指しています。
平均寿命というのは、生を受けてから、命が尽きるまでの平均的な年齢、いわゆる寿命の平均値です。
このちょっとした言葉をの違いが、大事なポイントです。それは、平均寿命と健康寿命はイコールではないということです。
健康寿命 ≠ 平均寿命
では、40~60代の私たちが、まだ元気なうちに何を考えないといけないかというと
まずは健康寿命と平均寿命のギャップです。
このギャップをいわゆる「介護が必要な期間」とします。
介護が必要な期間 = 平均寿命 - 健康寿命
介護が必要な期間・・・寝たきりや病気があり介助が必要な期間
例えば、平均寿命=80~87歳 / 健康寿命=72~74歳だとします。
この介護が必要な期間は約8~13年あるのです。
この期間を少しでも減らすことが、今、我々に求められている健康づくりの考え方だと思います。
ここでわかりやすく例を出します。
厚生労働省(2018年)のデータによると、1人当たりの医療費は
・65~69歳=464,000円 / 70~74歳=603,000円 / 75~79歳=769,000円 / 80~84歳=924,000円
となっています。
それにもし入院しなければならない状況だったとしたら、
1日当たりの自己負担額の平均は、23,300円です。年間にすると、8,504,500円!!
恐ろしい金額になるわけです。
健康づくり = 介護が必要な期間を減少させること = 無駄な支出を減らすこと
にも繋がるのです。
次に考えていきたいことは、健康寿命の期間の過ごし方です。
人は、生まれた時から不健康な期間になるといった、なかなかネガティブな表現をする方もいます。
確かに、健康寿命の期間であっても、インフルエンザや風邪など病気になったり、事故や日常生活でもケガをしたりなどと、不健康な時期もあります。
まだまだ若い時には、不健康だという実感はないのかもしれません。
しかし、充実した生活を送ることは誰しもが望んでいることだと思います。
その為にはカラダが資本です。
カラダの健康なくして、充実感はありませんから、健康寿命の延伸の為にも、資本である自分自身のカラダに対しての取り組みを何かしら行うべきなのです。
その考え方が大切です!
さらに人生は100年時代になると言われています。100歳くらいまで生きてることがザラになるのです。
なぜかというと、その1つに著しい医療の進歩があります。
医療の進歩は素晴らしいことではあるのですが、それによって長生き出来るようになったとします。しかし、医療は病気を治すためのもの。
・平均寿命(85歳)ー健康寿命(75歳)=10年間
・平均寿命(100歳)-健康寿命(80歳)=20年間
実は健康寿命の年数は、自らが何かしら対策をしていかないと長くならないものです。
医療の進歩のように他人任せにはできない問題です。
皮肉な話、医療の進歩で不健康な期間が伸びてしまう可能性もあるということです。(ちょっと乱暴な言い方ですが。)
では、健康寿命の延伸の為の対策を考えましょう。
それは「予防」と「治療」です。
治療はドクターや研究者の仕事です。我々の力ではどうにもならない分野かもしれません。
しかし、「予防」は、自分たちの考え方や取り組みでどうにかできるものです。
予防 = 病気にならないようにする
まずは予防という考え方を持ちましょう。
予防を疎かにしていると、病気になる可能性が高くなります。しかも、先述した不健康な期間に病気になると、実は、治療の為に莫大な費用が掛かるのです。
「若いころは病院に行ったことがない」、「病気知らず」って自慢をしていた方も、実はこの期間に病気になってしまうと、なかなか治癒することや治癒して他の病気が併発したりと、リスクがかなり高くなります。
このような理由で我々は、予防に対する取り組みを行っています。
生活習慣の定期的な見直しや改善が、実はQOLの為のコスパが高いのです。
そこに投資をするべきであるという考えになります。
投資をするのは ⇒ 時間、お金、労力
これらをバランスよく、自分のできることから始めてみましょう。
何をするかは、ご本人の判断に委ねられますが、何をしたら良いのか迷われている方は、ぜひ一度ご来店もしくはご相談ください。
きっと良い方法が見つかると思います。