今回の『ココフルからだinfo』はファスティングのお話です♪
今回は、前回の続きにもなる「リセット効果」のお話です。
ファスティングによるリセット効果といっても、実際に何がリセットされるのか?
これはズバリ、「腸内環境です!」
よく腸内フローラという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
この腸内フローラとは、
人間の腸内には、約500~10,000種類、数でいうと1000兆個もの細菌が棲みついているのですが、
その様子が花畑(フローラ)に見えることから、そのように言われるようになりました。
この細菌には善玉菌や悪玉菌と呼ばれるものがあるのですが、
じつはいずれの菌もカラダにとっては必要な菌です。
悪玉だからいらない、という安易な考え方にはならないのですね・・・。
さて、この腸内フローラが良い状態を保てるかどうかが、何に左右されると思いますか?
この答えは、私たちの普段の食生活や生活習慣です。
例えば、抗生物質や食品添加物、生活習慣の乱れ(睡眠など)や精神的なストレスなど
様々な原因により、腸内は一気に荒れ放題となってしまいます。
腸は栄養を吸収する場所ですから、その環境が乱れてしまうと、どうなるのか容易に想像できると思います。
そこで、断食(ファスティング)を行うことで、腸内フローラの状態をリセットするのです。
いらないものがカラダに入ってこなくなるため、腸内が穏やかな状態になります。
実際に、ファスティングをする前とした後では、善玉菌と悪玉菌のバランスが良くなっている方も多く見られました。
たった3~5日のファスティングでも、そのように腸内環境を改善することができます。
腸内環境を整えるために、食物繊維をたくさん摂ればよいといって、食物繊維ばかり気にして摂られる方もいますが、
間違いではないが正解でもないです。
例えば、食物繊維は、腸内の掃除を助けてくれるほうきみたいな存在ですが、
ゴミがたくさんたまっている所に、ほうきを使って掃いても、ゴミや埃が舞うだけですよね?
まずはある程度、モノを少なくしてから、ほうきを使ってゴミを掃きだしてやると良い。
そんな感じです!
リセット効果とは、腸内環境を整える、そしてそこから良質な食べ物を摂り込むことで、
腸内環境が良くなるということになります。
「ファスティング」=「リセット効果」