先日、福岡市の健康運動指導士派遣事業で、福岡市原爆被害者の会(折鶴会)城南支部の皆さんのところへ出張してきました。
当日は、年に1度の懇親会だったようで、その中の一コマで一緒に体操をしていただきました。
実は私、出身が長崎。
そして、長く仕事で広島に住んでいたこともあり、子どもの頃から原爆を意識しやすい環境で生活してきました。
ですが、この日、本当に初めて知ることが多くありました。
体操の後のプログラムで、参加していた皆さんがそれぞれ体験をお話してくださる時間にご一緒させていただきました。
実際に被爆された方、被爆2世の方の話。
原爆資料館や、平和学習の中で見聞きしたものがあったはずですが、生の声で、しかも具体的な地名など場所が分かるだけに、今までに経験したことのないような衝撃でした。
今回、このような会があることも初めて知りました。
福岡市原爆被害者の会は、原子爆弾による被害者(被爆者)が、みんなで助け合って被爆者の医療・健康や生活上の問題に取り組むため被爆者自らが組織した被爆者のための団体だそうです。
そして、ふたたび被爆者をつくらないという決意のもと、世界平和のため核兵器の廃絶を求めるとともに、被爆体験を後世に伝える活動などをとおして平和の大切さを広く継承していく活動も行っているそうです。
年に何十か所も学校などを回りお話を聞かせてくださっているそうですが、今や語り継げる方もだんだん減ってきていて会員自体も減ってきていると教えてくださいました。
被爆という直接的な被害だけでなく、その後の苦しみを涙ながらに教えてくださいました。
私に何ができるわけでもないです。
ただ、私のようにほとんど知らない人たちにも知って欲しい、そう思いました。
そのためにも被害者の会の皆さんの活動を多くの方に知っていただきたい、と思いました。